最近の車では衝突回避のための緊急ブレーキなどがついたモデルが多いですよね。
そこで今回は衝突回避支援システムの種類と特徴についてご紹介しようと思います。
赤外線レーザー方式
赤外線レーザー方式は価格を安く抑えられるので、軽自動車に多く搭載されているタイプで、衝突回避支援システムの簡易版といった感じです。
前方に赤外線のレーザーを放射してその反射を利用して対象を感知し、自動でブレーキをかけるものです。
ですが、赤外線レーザー方式は検知距離が短いので、時速30km以下でしか機能を発揮できません。
ですので、市街地であまりスピードを出していない時などには役に立つでしょう。
軽自動車自体が市街地用途が多いと思うので、十分効果はあると思います。
ちなみに、価格は2,3万円と安いです。
ミリ波レーダー方式
ミリ波レーダー方式は、原理的には赤外線レーザー方式と一緒なのですが、それよりも検知の距離が長いので、高速道路などでも自動でブレーキをかけることが可能です。
多少グレードが高い車種には標準搭載されることが多くなりました。
価格自体も7,8万円くらいなので、それほど高いわけではありません。
この値段で衝突回避出来るなら良いですよね。
カメラ方式
カメラ方式はその名の通り、カメラを通して対象物を画像として捉えますので、車両だけでなく、歩行者や自転車なども感知することが出来ます。
最近では道路標識なども検知して、進入禁止場所に入ろうとすると警報がなるようなシステムまで搭載されてるものもあります。
カメラ方式では、スバルのアイサイトが有名です。
CMでも確かTOKIOがやっていましたよね。
スバルの最新車種では前方の車のブレーキランプの点灯も見分けられるそうです。
ただし、カメラなので雨や霧などの天候状態によっては性能が下がることがあります。
複合型
赤外線レーザーだけですと作動距離が30kmと短いので、それを補うために赤外線レーザーと単眼のカメラを搭載して作動距離を50kmほどに高めた複合式の車も最近は多いです。
カメラを備えているので、歩行者を検知して警報を鳴らすなどの機能もあります。
また、車線からはみ出すと警報をだすものもあります。
これらの機能を備えていますが、価格は5,6万円と安価です。
クルーズコントロール
クルーズコントロールは、今まで紹介した方式の上位グレードで、車間距離を自動制御する機能を備えています。
先行者をセンサーがとらえて、速度を自動調整してくれます。完全ではありませんが、自動操縦に似た感覚を味わえます。
クルーズコントロールが力を発揮するのは主に高速道路で、あらかじめ速度上限を100kmなどと決めておけば、先行車に合わせて速度調整を行います。もし先行車がいなければ速度上限まで自動で速度を上げます。
ですので、クルーズコントロールがあれば、運転手はアクセルやブレーキ操作をしなくても良くなります。
ただし、急に車線変更をしてきた車などがいると反応自体が送れることがあるので、運転手は常にブレーキやアクセルを踏めるようにしておく必要はあります。
それでも、自動で運転してくれるのは長距離移動の時はかなり便利ですよね。
まとめ
今現在発売されている衝突回避支援システムをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
この分野は急速な勢いで進化してますよね。
値段も手頃なので、新車を購入する際は搭載車種を検討するのも良いと思いますよ。
さすがにクルーズコントロール搭載車種はかなりの高級車になりますが・・・。
コメント
[…] 安全装備、色々あるんですね […]