今回はエンジンの種類と搭載されている車種についてご紹介します。
ノーマルガソリンエンジン
機能がシンプルなので価格も安く抑えられます。
最近の車ではアイドリングストップ機能なども搭載されているので、燃費向上も大幅に向上しています。
低燃費目当てにハイブリッド車を購入する人も多いですが、1年間の走行距離が5000km程度であれば、ノーマルガソリンエンジンの方がお得な場合が多いので、燃費性能だけで選ぶのは注意が必要です。
ノーマルガソリンエンジン搭載の代表車種は、ヴィッツなどのコンパクトカーやワゴンRなどの軽自動車です。
また、意外ですがマツダのロードスターも、自然な運転感覚を楽しむためにガソリンエンジンを搭載しています。
ガソリン+ターボエンジン
高圧縮された空気で大量のガソリンを燃焼させて大きな動力性能を生み出すのがターボエンジンです。
排気量の割に大きな性能が引き出せるので、軽自動車にも多く搭載されています。
燃費向上のために、排気量の小さいエンジンを積んで、必要なときだけターボを使うといった利用がされています。
先程も言ったように排気量の小さいエンジンの動力性能を上げられるので、軽自動車に多く搭載されていますが、スカイラインやレヴォーグなどの高級車もターボを搭載して動力性能を上げています。
普段は排気量の小さいエンジンで走行し、必要なときだけパワーをあげるので、効率的な走りをすることが出来ます。
ディーゼル+ターボエンジン
マツダや輸入車などを中心に開発が進んできてディーゼルエンジンは、燃費効率がとても優れていて、低い回転域で高い駆動力を発揮します。
性能自体がとても高いわけではないのですが、ターボを装着することにより動力性能を上げる事に成功しています。
ディーゼルエンジンは軽油を使い燃費効率も良いのですが、一昔前は排気ガスの問題で販売を中止していましたが、いまはクリーンディーゼルとして復活した形です。
ディーゼルカーはマツダ車に多く、デミオやCX-5など、幅広く採用しています。
マツダ以外ではランドクルーザーやパジェロもディーゼルエンジンを搭載しています。
ハイブリッド
エンジンとモーターを併用した車がハイブリッドです。ここ数年で急速に普及しました。
市街地走行などではモーターを、高速道路ではエンジン駆動などと使い分けることにより低燃費を実現しています。
車の減速時には駆動用モーターで発電し、駆動用電池に充電します。
ハイブリッドは多くの車種に搭載されていますが、トヨタのアクアやプリウスをはじめ、V型8気筒ものエンジンを搭載するレクサスLS600hまで、幅広く搭載されています。
プラグインハイブリッド
ベースはハイブリッドですが、駆動用電池の容量が大きく、充電機能も備えています。
なので短距離移動は充電された電気で電気自動車として、長距離移動ではガソリン駆動を使ってというふうに併用できるわけです。
搭載されている車種はまだ多くありません。
アウトランダーPHEVやプリウスPHVがありますが、それほど売れているとはいえません・・・。
電気自動車
その名の通り、エンジンではなくて電気で走る車です。
エンジンではないので、クリーンですしガソリンも使いませんが、1回の充電で走れる距離が短いので、長距離移動となると厳しくなります。
電気自動車で有名なのは、日産のリーフとiミーブです。
性能を考えると普及にはまだ時間がかかると思います。
燃料電池
水素を充填して酸素と反応させて電気を生み出しモーターを駆動させて走る仕組みです。
先ほどの電気自動車と似ていますが、移動できる距離が圧倒的に長いです。
しかし、先進技術のためにまだ発売されているのがトヨタのMIRAIだけになっています。
また、水素を充填する水素ステーションを作る必要もあるので、普及はまだまだ先になるでしょう。
まとめ
色々なエンジンを紹介してきましたが、いかがでしたか?
先進技術を搭載した車種も増えてきて、燃費性能などは格段に向上しています。
最近はノーマルガソリンエンジン車もアイドリングストップの搭載でかなり燃費が良いので、それほど走らない人であれば、ハイブリッドよりも安上がりになることも多いですよ。
年間の走行距離なんかも考えて新車を選ぶと良いと思います。